こんにちは!TOEIC920点保持のあみろうです!
TOEICの結果を見て、リーディングパートでもっと点数を取れればな~と思ったことはありませんか?
今回はリーディングPartで得点アップのためのポイントとコツをPart毎に解説していきます。
記事サマリー
この記事を読んでわかること
- リーディングパートの得点を上げる方法
- 公式問題集の効果的な使い方
- 解けない問題の対処法
こんな方へオススメ
- リーディングPartの得点を伸ばしたい
- それぞれのPartの対策を知りたい
- 本番で最大限力を発揮したい
実際に“公式問題集7”の模試を2回分完了し、独自にそれぞれのPartでの失点要因と得点アップ余地を分析しました。
分析した結果、リーディングPartで得点アップするためには下記3要素が非常に重要だと認識しました。
語彙力は英語を学習するにあたり必須な要素なので、イメージしやすいと思います。
“時間配分”と“解けない問題の対処法”はTOEIC試験独特の一種のテクニックにも繋がります。
知っているだけでリーディングPartが進めやすくなりますので、ぜひ活用しましょう。
また、上記とは別に模試を受ける際の環境も書いています。
効率よく得点アップできるように、可能な限り本番に近い環境を意識しましょう。
・環境を整える
まず初めに、初めての模試をする際は可能な限り本番に近い環境を心がけましょう。
本番と近い環境で模試を受けることにより、自分のパフォーマンスに影響があるかを見極めるためです。
例えばリーディングの途中で集中が切れた時、どの時間帯で切れたかや得点に影響をしたかを把握することにより今後の対策が立てやすくなります。
私が再現した環境は下記です。
環境によってはすべて再現するのが難しいと思います。
いくつかは必須ではありませんが、“途中休憩はせずPart1からPart7まで続けて解く”だけは必ず再現してください。
TOEICの難敵の一つが120分間集中することです。
この感覚を培えるのは模試パターンの問題集だけですので、必ず無駄にしないようにしましょう。
本番の感覚を培うために公式問題集を最大限活用しましょう!
TOEIC全般における学習法に関しては下記ご参照ください。
・Part5のポイント
Part5はいうなれば、知らなければ運任せにせざるを得ない、なかなか残酷なパートです。
30問の中に5秒で解ける問題もあれば、1分以上悩んでも正解できない問題が入り混じっています。
Part5の得点を伸ばしたい方は、語彙力と品詞の理解力を重点的に鍛えましょう。
・語彙力
全Partで必要とされる力ですが、Part5で語彙力が必要な理由は、単語さえ知っていれば正解できる問題がたくさんあるから。
その逆で、知らなければどうしようもできない問題もたくさんあります。
語彙力を試す問題には大きく分けて2種類あります。
1つは単語の意味そのものを問う問題。
要は単語の意味を知っているかどうかを試しており、意味さえ知っておけば正解がわかる問題。
例)meticulouslyやjanitorなど高難易度の単語が選択肢に並びます
もう1つは単語の細かな意味の差を問う問題。
こちらは根本的な意味の違いを知っておく必要があります。
例)shortとbriefの使い方の違いなど
運任せにする問題を減らすためにも語彙力は最も優先的に強化すべき力であるといえます。
語彙力強化には特急シリーズの金のフレーズがおすすめです!
・接続詞や前置詞などの品詞活用ルール
例えば“during”や“while”、“but”や“although”などは日本語での意味は似ていますが、使い方には明確なルールがあります。
これらのルールを知らずに、日本語の意味だけで問題を解いていると、繰り返し同じ間違いをしてしまうため要注意です。
そのため、問題を解く際には常に品詞を意識して解くように心がけましょう。
「後ろに主語と述語があるから空欄には前置詞は当てはまらない。」といった感じで、明確に正解の根拠を意識しながら解くと定着しやすいです。
最初は時間がかかりますが、慣れてくると設問を見た瞬間に答えがわかります。
難しく考えずに、何度も問題集を解いて脳に定着させていくのが王道ルートです。
ルールさえ知っていれば得点を稼げるということですね!
・解けない問題の対処法
わからない問題に気づくことも重要なスキルです。
part5は1問30秒以内に必ず終えたいので、それ以上かかりそうであれば潔く諦めましょう。
Part5は上述した通り、知らなければ本当に運任せにせざるを得ないPartです。
悔しいとは思いますが、Part6とPart7に時間を費やすためと考えて切り替えましょう。
・Part6のポイント
part5同様に穴埋め形式ではありますが、長文の内容に沿って解答するため、文の内容を理解することが最重要です。
ここではPart6のコツと気を付けるべき落とし穴も紹介します。
・長文のジャンルを確認
Part6の長文は様々なジャンルがあるため、まずは問題ページの一番上にあるDirectionを確認しましょう(Directionにはその問題が何についての文章かを教えてくれています)。
確認すると言ってもDirectionを全部読む必要はなく、その長文が【お知らせ】、【メール】、【広告】などのジャンルの情報がわかれば十分です。
これにより、ある程度文脈が予測しやすい状態で読みはじめることができます。
例えば、【広告】なら商品やサービスを説明する内容が書かれている、などのようにネタバレ状態で読み進められます。
事前情報があるだけで、脳にとって処理しやすくなります!
・空欄がわからなくとも読み進める
Part6は長文読解が主なテーマですので、空欄も長文の内容を理解して解答できる形式が多いです(もちろん文法的な空欄問題もあります)。
そのため、空欄に入る語がすぐにわからない場合でもそのまま読み進めながら考えましょう。
読み進めていくにあたり空欄部分が明らかになるパターンもよくあるため、焦る必要はありません。
1つの長文問題(計4問)に対して2分程度を目安に解き進めていきましょう。
・解けない問題の対処法
それでもわからない場合はやはり消去法で解き、次の設問へ移動しましょう。
part5に比べると、長文に時間をかけて正解を見つけられる可能性は高いですが、Part7が控えているのであれば推奨しません。
Part7は文中に必ず答えがあるので、時間をかけるのであれば、同じ長文問題でもPart7の方が得点が取りやすいからです。
part5と同様、わからなければ潔く諦めることも大事です。
必要以上の時間を使うくらいなら、運任せも大事ということですね
【落とし穴】時間的余裕がある
part5から順番に解いていると、まだまだ時間的余裕がある中でPart6の長文読解に差し掛かります。
最も恐ろしいのが、ここで点数を稼ごうとして時間を使ってしまうことです。
ここで時間を使ってしまうとPart7に重大な影響がでます。
TOEICの長文はわざわざ読ませる文章が多いため、必ず時間配分を最優先に進めましょう。
私はこのせいでPart7を解く時間が足りず、焦って得点を落としていることに気づきました。
どうしても正解を見つけたくて、意地になり時間を使ってしまっていました…
Part6がどうしても苦手であれば、先にPart7を解き始める方法も視野に入れた方がいいでしょう。
・Part7のポイント
Part7は苦手としている人が多いのではないでしょうか。
最後のPartで集中力もすり減ってきているにも関わらず読む量が増えてくる…
しかし、私個人としては一番得点がとりやすいパートだと思います。
なぜならPart7は読む量が多いですが、問われている内容はシンプルだからです。
それでは早速コツを紹介します。
・長文のジャンルを確認
Part6同様、問題ページの一番上にあるDirectionを確認します。
理由は上述した通り、ネタバレ状態で読めれば文脈が把握しやすいからです。
文章の数に関係なく必ずDirectionを確認して読み始めるようにしましょう。
ジャンル別の対策は下記記事にまとめましたのでご参照ください。
・文中に必ず答えがある
長文問題ですので、必ず答えは文中のどこかにあります。
最も重要なのは答えとなるキーワードをいかに早く見つけるか。
ここで大切なのが、Part7の大体の問題は長文の流れと設問の順番が対応しています(100%ではありません!)。
そのため、1問目の答えを長文内で見つけることができれば、2問目は1問目の答え以降に書かれている可能性が高いということです。
これによりキーワードを探す範囲を非常に狭められることが可能なので、必ず活用してください。
私はPart7を解くときは下記の流れで読みます。
設問①の問題文を読む(選択肢は読まない)
↓
本文を読み始め、設問①の答えを探す。
↓
設問①の答えになりそうな箇所を見つけたら文を読むのをやめ、設問①の選択肢を読みマークする。
↓
設問②の問題文を読む(選択肢は読まない)
↓
本文を続きから読み設問②の答えを探す。
↓
以下繰り返し
・迷ったときは大体このパターン
Part7の選択肢で覚えておくべきパターンが下記3つです。
- 本文の表現は基本的に言い換えられる
- 明言せず遠回しに表現
- 文中で言及されていないから不正解
これらのクセは必ず覚えておきましょう。
わざわざそんな風に言わなくても…的な選択肢が多発しているのがPart7の選択肢です。
特に“3.文中で言及されていないから不正解”には気をつけてください。
最もらしいことを書いておきながら、文中に記載がないため不正解と中途半端に読んだ人を蹴落としてきます。
一般常識的に正解でも、文中に記載されていなければ不正解なので気をつけましょう。
“答えっぽいけど記載が無い”選択肢を見かけたら、微笑んで見過ごしてあげましょう
・解けない問題は消去法
Part7は全てを読むことを前提に進めることが最優先です。
そのため一通り長文を読んで答えを見つけられない場合は、消去法で先に進みましょう。
なぜなら次の設問が自身にとって簡単なことがあり、そちらに時間をかける方が得策だからです。
時間が無くなってしまい、問題を見ることなくマークを塗りつぶす人も多いと思いますが、その方法は得点を無駄にしている可能性も非常に高いです。
どうしても時間が足りなそうな場合は、得意なジャンルが無いか先に探して、優先的に解くことも一つの手段です。
私はチャット形式や招待文が得意なので、時間が厳しくなると優先的に解くようにしていました!
あらかじめ自分の得意なジャンルを把握しておくことも立派なテクニックですね
・TOEICリーディング まとめ
ちなみに今回の模試の結果は、換算値で以下の通りでした。
TEST1:960~985点(L:435~495、R:425~490)
TEST2:810~935点(L:435~495、R:375~440)
この後に本番を2回受験し、915点と920点でしたのでTEST2がかなりいい線をいってましたね(幅広すぎですけど(笑))。
リーディングPartで得点アップを実現させるには、時間内に終わらせることが非常に重要です。
全てを時間内に終わらすだけでも高い英語力を求められますが、そこで得点を取るには更に高い英語力が必要です。
満点の方々は本当に化け物レベル…。
とはいえ、テクニックと英語力を組み合わせれば高得点も十分狙えます!
日々の積み重ねで英語力は高めていきましょう!
私が使用したTOEICの問題集まとめ記事もあります。
参考書選びに悩んでいる方はご覧ください。
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