こんにちは!TOEIC920点保持のあみろうです!
今回はTOEIC900点超えの私が実践している軸となる学習法をご紹介いたします。
実際に私が意識したTOEICの学習法のため、点数制限なくどなたにも参考いただける内容です。
本記事は下記のようなお悩みを持つ方におすすめです。
- 何から勉強していいかわからない
- 仕事や他の勉強が忙しくてなかなか勉強ができていない
- 得点がなかなか伸びず、今の学習法が正しいか不安
上記のようなお悩みを持つ方に共通していることは、客観視ができていない点です。
例えば、思い付きで好きなPartの学習を始めたり、日によって学習時間に大きく差が出たり……
そうなると計画性もなく非常に効率の悪い学習となってしまいます。
客観的な視点から見ることで、計画性を立てやすく、より効果的な学習に繋がるということですね!
では早速紹介していきましょう
1. 学習可能なスケジュールを把握する
・1日にどれくらい時間を確保できるか
私の場合、ざっくりとかき集めてみると下記の時間使えることがわかりました。
仕事をしている方であれば大体同じような時間帯の分け方になると思います。
・1日の学習可能時間
時間帯 | 時間 | 合計時間 |
出勤前 | 約45分 | |
通勤(往復) | 約90分 | |
昼休み | 約20分 | |
帰宅後 | 約30分 | |
就寝前 | 約15分 | |
約3時間20分 |
もちろん毎日全てうまく使えるはずはないですが、それでもほぼ確実に1時間以上は確保できそうです。
勉強といっても机に向かってするだけではありません。スマホを使えば耳を活用した学習も可能ですし、アプリでリーディングPartの対策も十分に可能です。
それらを毎日1時間でも積み上げられればかなりの学習量になりますね!
まずは自分の生活からどの程度の時間を学習に割り当てられるか書き出してみましょう!
・学習にかかる時間を把握する
次にすべきことは、TOEICのPart毎の学習にどの程度の時間がかかるか把握することです。
TOEICの問題数は下記のように構成されています。
問数 | 内容 | |
Part1 | 6問 | 写真描写 |
Part2 | 25問 | 応答問題 |
Part3 | 39問 | 会話問題 |
Part4 | 30問 | 説明分問題 |
Part5 | 30問 | 短文穴埋め問題 |
Part6 | 16問 | 長文穴埋め問題 |
Part7 | 54問 | 1つの文書:29問 複数の文書:25問 |
見てわかる通り、Part3とPart4そしてPart7は明らかに時間がかかりそうなPartですね。
解くのに時間がかかるPartは当然答え合わせにも時間がかかります。
そのため、答え合わせまでを見越した時間を考慮し、学習にかかる時間を把握するようこころがけましょう。
もちろん得意・苦手分野によって時間もかなり変わってきます。
・学習を割り当てる
時間の確保量がわかれば、TOEICのPart毎に学習内容を割り当てていきましょう。
私の場合は下記のように割り当てました。
・学習割り当て例
時間帯 | 時間 | 割り当て内容 |
出勤前 | 約45分 | Part1~4のどれか |
通勤(往復) | 約90分 | Part2とPart5 |
昼休み | 約20分 | Part5やPart6か7の一部 |
帰宅後 | 約30分 | Part6かPart7 |
就寝前 | 約15分 | 単語暗記 |
私はこの割り当て表を1週間ごとに紙に書き出していました。
そうすることにより、出張や外食などでつぶれる時間帯が把握しやすいからです。
出勤前の朝は周りも比較的静かなのでリスニングを重視して勉強しています。
通勤中は電車内や駅間の移動なのでそこまで集中できないため、長文やPart2以外のリスニングは避けるようにしています。
周囲の環境や自分が集中しやすい環境を把握することも重要なポイントなんやね~
早く起きれた日はPart3とPart4を一気にする!などのように、決めた割り当てから逸れすぎない程度であれば自由に組み合わすのもありです。
リスニング学習にはYoutubeもおすすめしています。
ちなみに何度か出勤前にPart7の長文問題に挑戦したこともありましたが、朝一番から長文を読める集中力を持ち合わせてなかったようで非常に残念な結果になったことがあります(笑)
それ以降は朝一番に長文読解をすることはやめました…
自分がパフォーマンスを発揮しやすい状況を知っておくことも非常に重要なので、試行錯誤して決めていきましょう!
2. 苦手箇所を把握する
苦手箇所を把握すべき理由は2つあります。
- 重点的に学習するPartを把握するため
- 深堀りし、効率よく対策を練るため
2つとも学習を進めるにあたり非常に重要な役割を担うため、苦手箇所は必ず把握しておきましょう。
・重点的に学習するPartの把握
苦手箇所はできるだけ可視化するようにしましょう。
可視化する方法はとてもシンプル。それぞれのPartの間違えた割合を書き並べ、見比べます。
私が以前、模試をした際の割合はこんな感じ。
- Part1 6/6(100%)
- Part2 21/25(84%)
- Part3 30/39(76%)
- Part4 23/30(77%)
- Part5 17/30(57%)
- Part6 9/16(57%)
- Part7 48/54(89%)
数値化することにより、苦手な箇所がPart5とPart6であることがはっきりとわかりました。
そのため、私は学習を割り当てる際にもPart5とPart6の比重を大きくし苦手な箇所をなるべく潰すようにしています。
数値化して客観視できれば苦手箇所への対策もとりやすい!
もちろん苦手箇所がわかって終わりではありません。
苦手箇所の“何”が“どのよう”に苦手なのかを深堀りできれば効率よく対策が練られます。
ではどうすれば効率よく対策が練られるのでしょうか。
・深堀りし、効率よく対策を練る
例えばPart7が苦手だな~程度ですとぼんやりしすぎていて、何をどう対策していいかわかりません。
Part7を例として、点数を落とす場合は下記のような課題をよく目にします。
苦手な方は該当する項目があるかもしれません。
- 時間が足りない
- 文章が理解できない
- 答えになる箇所がわからない
それではそれぞれを実際に深堀りしてみましょう
1.時間が足りない
時間が足りないということは英文を読むスピードアップが不可欠です。
スピードアップするためには量をこなすのが手っ取り早いですが、やみくもに読むだけでは対策として浅いです。
どのように対策を進めていくか、深堀りするとこんな感じです。
- 英文の読み方を知る
- 英文を読むことに慣れる
- 学習以外でも英文を読む機会を増やす
- 読んだ後に日本語でも内容がわかる英文(ニュース記事など)を探す
- 短い英文から挑戦し、読む量を増やしていく
“1.英文の読み方を知る”はTOEICに関わらず英語のリーディングにおいて必要な知識です。
英文の読み方を知らずに量だけこなすのは非常に非効率的ですよね。
このように、対策においても深掘りできれば、次にすべき行動が見つけやすくなってきます。
2.文章が理解できない
なぜ理解できないかを考えます。
英文を構成しているのは主に下記2つの要素ですよね。
- 英単語
- 英文法
すなわち上記2つの力を身に着ければ英文は読めるようになります。
この対策は市販のTOEIC対策本を買うことが最適解です。
まずは問題数よりも解説に重きを置いた対策本を買うようにしましょう。
3.答えになる箇所がわからない
ある程度読めているはずなのに間違える…
この場合はPart7の出題のクセに慣れる必要があります。
Part7は基本的に下記のクセをあらかじめ知って臨むようにしましょう。
- 回りくどく表現しがち
- 明言は避けがち
- 違う表現方法が好き
- 記載していないから回答にならない
不器用な人なんだな~と考えてお付き合いしてあげる感覚です
このようなテクニックを知っていることも立派な対策です。
3. 解答ではなく解説を覚えるくらい復習する
・正解の根本を理解する
何度も問題集を復習するのは解答を覚えるためではありません。
解説を覚えるのは同じような問題に遭遇した時に同じように対応できるか、すなわち応用性を鍛えるためです。
間違えた箇所はその都度必ず解説を見て理解するように心がけましょう。
語彙力不足であれば課題はシンプルですが、複雑な問題で解説も理解できなければネットで調べることをおすすめします。
理解する作業には時間をかけて問題ありません。5問の答えを暗記するより1問の根本を理解することの方が大事です。
そうすることにより、本番で初めての問題と遭遇しても対応することが出来るようになります。
目指すべきゴールは問題集の丸暗記ではなく、本番で応用力を発揮することですね!
・知識の点と点を繋げて記憶を定着
参考書などで新たな知識を得ることができても、人間はすぐに忘れてしまう生き物です。
忘れにくくするには知識の点と点を繋げることをおすすめします。
でも知識の点と点を繋げるにはどうすればいい…?
方法はとても簡単、問題集を何度も繰り返し解いて“知識の点”を増やして繋げていくだけです。
問題集の1周目に気付かなかったことが2周目には気づける、この出来事がまさに点と点が繋がった状態ですね。
そして当然3周目、4周目と周を増すごとに間違いが少なくなっていき、点数が上がっていきます。
これは脳が新しく得た知識を、脳内に既に持っている知識を使って処理しているからです。
すなわち、元知識が多ければ多いほどスムーズに理解できるということです。
好きなことをすぐに覚えられるのは、“知識の点”が多く繋げやすいからですね!
この特性を活用し、TOEIC学習においても“知識の点”を繋げるように意識すれば、記憶が定着しやすくなります。
記憶が定着すれば理解度もさらに深まり、その結果応用性も培われて本番での得点アップが期待されます。
すべてが補い合って知識というのは深まっていくということですね。
この方法は英単語暗記でも活用できます。暗記が苦手な方は下記記事も読んでみてください。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は私自身が実践し、得点アップに繋げた学習法3選を紹介いたしました。
どんなに勉強時間を積み重ねていても、やみくもに進めているだけではなかなか成果は出ないと思います。
実際に書き出すことにより客観的に自分を見ることは非常に重要です。
時間もかからず、紙とペンさえあれば出来る作業ですのでまずは実践してみましょう!
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